ジンガ・トレーニング(サッカービクス®)サッカー上達のための究極トレーニング“サッカービクス”
この本は身体能力が優れていると言われているブラジルのサッカー選手に着目し、日本のサッカー選手との違いを探ることでサッカーがうまくなるためにはどんな身体能力が必要なのか・・・
そしてどんなトレーニングをしたらよいのかを今までにない方法で提案しています。
有酸素能力の向上と体を器用に操る巧みさを追求したトレーニングです。
”ジンガ・トレーニング“はすでに完売しているため、このコーナーで少しずつ内容をご紹介したいと思います。 すでにサッカービクスは海外のクラブチームやJリーガー、サッカークラブ、大学のサッカーチームなどがトレーニングに取り入れています。選手や指導者の皆様にサッカービクスの運動方法に興味を持っていただき、ぜひ実践していただきたいと思います。今までのトレーニングとは全く異なった方法ですが、サッカーの上達のためにはドリブルやフェイントを練習する前に基礎となる身体能力のトレーニングに着目することが重要だと考えます。
日本人とブラジル人の違いー③
子供たちを取りまく環境
ブラジルでは子供が産まれると、男女を問わずその子が最初にもらうプレゼントはサッカーボールだといわれます。そしてその後の成長過程においても、ブラジル人はサッカーボールとともに歩んでいきます。歩き始めとともにドリブルを覚え、家の外で遊ぶようになると、近くの空き地や路地裏で仲間とのストリート・サッカーに励みます。さらにその近くでは必ず少し上の年代の少年たちや大人たちがサッカーをしており、そうした人たちと対戦することで、巧みな体使いや「1対1」の強さを鍛えていくのです。
ことサッカーというスポーツに限っていえば、日本では考えられないほど、ブラジルの子供たちはめぐまれた環境の中にいます。
それではこの環境の違いを埋めるにはどうすれば良いのでしょう?
日本の子供たちを取り巻く環境をすぐに変えることはできません。
だからこそ“ゴールデン・エイジ”と呼ばれる、神経系がもっとも発達する低年齢のうちに、この本で紹介するようなステップワーク・トレーニングに励むことがとても重要になってくるのです。